A journey into the archives
テキスタイルシリーズFJパターンの開発を進める中で、デザイン部門がデンマークのデザインミュージアムのアーカイブで1954年にフィン・ユールによって描かれたいくつかの独創的なパターンに出会いました。
フィン・ユールは水彩画を使って独特の色の組み合わせとパターンを開発し、そのデザインはインテリアと建築を結びつけたのです。
デンマークのデザインミュージアムはFJパターンのお披露目の会場でもあり、家庭を3つのシーンで表現したユニークなプレゼンテーションで展示を行いました。
Designer - Finn Juhl(フィン・ユール)
1950年代の多くのデンマーク人建築家の1人として、最も世界に躍 進したのはフィン・ユールです。今日に至るまで彼はデンマー クで最も著名な建築家の1人であり、神経質なまでにディテールにこ だわりながらも大胆で彫刻的なフォルムをデザインする事で知られています。1930年に王立アカデミーに入学。構造に対する経験や修業がなかったため、それを芸術的思考で埋め合わせ、デザインを形にしていきました。フィン・ユールのデザインするフォルムは、彫刻とエレガントに表現された機能 性のバランスの上に成り立っています。 品質、クラフトマンシップ、美しさを体現するデンマークのデザインを、1940年〜50年代にかけて世界のリーダーたらしめるものとして、フィン・ユールのデザインはスカンジナビアの後継者たちに多大な影響を与えました。